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ユーザーストーリーマッピングを読んでいる

 

ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピング

 

 

 

0章 最初に

共通認識を持つをもつことは非常に難しいことである。伝言ゲームを思い出せば分かるように、人によって物事の捉え方や受け取り方は異なる。僕らが同じ文書を呼んで、全員が賛同していたとしても同じものを認識しているとは限らない。そのため、僕らはまず完璧なドキュメントや要件定義書を作ることを諦めるところから始めなければならない。

共通認識を持ちたいのであれば、実際に会話し、絵を描き、時にポストイットを使い、ストーリーを持ってコミュニケーションを取る方がいい。

そしてこれらのコミュニケーションをする時に重要なのは何を作るとか、どんなものを作るとかいうような要件の話ではない。大切なのは 誰のために、なぜやるのか、僕らはそれを持ってどう世界を変えていくのか ということである。

要件定義をすると、定義された側の人は問題解決への思考を停止する。僕らにとって大事なのは何を作るかではなく、その作ったものによって世界をどう変えるのかということである。

私たちが作らなければならないものは、残念ながら大抵リソース以上である。

私たちは最小限のアウトプットで最大限のインパクトを残せるようにしなくてはならない。