(彼女の) 家を (勝手に) IoT化してスマートハウスっぽくした話
※ 画像は本記事とは全く関係ない茜さやさんのフリー素材です
目的
スマートスピーカーなどを使って彼女の部屋をスマートハウスっぽくすることで、安心・便利・カッコいいIoTデバイスに囲まれた日常を提供し、僕の好感度をあげる。
経緯
家にIoTデバイスが色々揃ってきて、スマートハウスを作ってみたかった。ので、つくった。
なぜ彼女の家で勝手にやったのかには建前と本音の2つの理由がある経緯を少し話す。
建前. 彼女の日常をサポートしたい
- 彼女はちょっとうっかりさんである。
- 家の鍵を忘れて締め出されてしまったり、大事な授業を寝坊して単位を落としてしまったり、ちょっと心配なことが多々ある。
- 家をスマートハウスっぽくすれば、そんな彼女の日常をサポートできるのではと思った。
本音. 実家をスマートハウス化するよりも手軽そうだった
- 彼女は1人暮らしで僕は実家に住んでいるのだが、スマートハウス化するなら圧倒的に彼女の方が楽そうだった。
- 実家だと家族を説得しなければならないし、部屋が複数あるから一気に家全体をスマートハウス化することはできないし、部屋は弟と共有してるし、色々と大変そうだった。
- 彼女の家なら勝手に色々やっても笑って許してくれそうだったし、部屋も1つしかないので家全体を一気にスマートハウス化することができる。
何をやるのか
彼女の家をIoT化して、スマートハウスっぽくさせることを決めたので、何をどうやってやっていくのかを話す。
今回はGoogleHomeが手元にあるので、それをメインに使って「手で触れないで操作できたら嬉しい家電」をIoT化して音声操作できるようにする。
あと、閉め出されるのは危険なので今後はそんなことがないように玄関のIoT化も行なう。
実装手法的な理由と解説のしやすさ的な理由でやることを以下の5つに分けた
- 玄関のIoT化
- GoogleHomeの導入
- エアコンと照明の音声操作
- テレビのIoT化
- こたつのIoT化
さっそく話していく。
玄関のIoT化
玄関のIoT化で実現したかったのはこんな感じのこと
- 遠隔でドアを開けられる
- 自動で施錠ができる
- 今までの鍵と並行して使える
- 付け外しが簡単
raspberry pi やサーボモーターを使って自分ハードを組んで頑張るという手もあるのだが、過去の経験上それだと既存の物理鍵と並行して使えるようにするのが大変なので今回は市販の製品を使うことにした。
探した結果見つけたのが「Qrio」という製品
Qrio Smart Lock (キュリオスマートロック) スマートフォンで自宅のドアをキーレス化 Q-SL1
- 出版社/メーカー: Qrio
- 発売日: 2015/09/19
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
わりと高めだったけど
- 鍵の箇所に被せるだけで設置完了
- 既存の鍵と並行して使える
- アプリを介して施錠管理が行える
- 自動施錠機能がある
- 位置情報を使って自動開錠ができる
- 鍵のシェアができる
などなどとても便利そうだったのでこれを買った。
これをこーやってセットアップして、設置すると玄関のIoT化が完成した🎉🎉
動かすとこんな感じ。
GoogleHomeの導入
最近CMしまくりで話題のGoogleHomeを導入した。(正確にはGoogleHomeMini)
こいつはできることが無限に近くあるので説明しきれないが、今回は以下の用途で使っている
- 音声操作 or アプリ操作で使えるスピーカー
- 音声操作 or アプリ操作で使える目覚まし
スピーカーと目覚まし時計をIoT化したと思っていただければ大丈夫です。
google home をこーしてセットアップして導入完了🎉🎉
ちなみにGoogleHomeでできることはこの動画みるとなんとなく分かる
エアコンと照明の音声操作
実現したかったのはこんな感じのこと
- エアコンや照明のようなリモコンを使って操作しているものを音声でも操作できるようにIoT化すること
- 既存のエアコンや照明を使い続けること
今回は音声の入力には先ほど導入したGoogleHomeを使っていく。
GoogleHomeと正式に連携している家電を買えば簡単なのですが、スマートハウス化するために照明やエアコンを全て買い換えるのは金銭的に辛すぎるので今回は irkit という学習リモコンを使う。
IRKit - Control Home Electronics Using iPhone/iPad [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: maaash.jp
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
irkitとは
- 既存のリモコンの信号を覚えることができる
- 覚えた信号をHTTPリクエストに応じて発することができる
- 価格は7000円程度(今は品薄で値上がりしてる)
みたいな感じの便利アイテムです。これをこーやってセットアップしておきます。
ただ、GoogleHomeはirkitと直接繋ぐことができないので間にIFTTTというWebサービスを挟むようにしました。
IFTTTとは
です。
IFTTTとGoogleHomeをこーやって連携して、あーやってirkitで記録しておいたリモコンの信号情報を使ってどーんとアプレットを作っていきます。
動かすとこんな感じ
テレビのIoT化
テレビのIoT化で実現したかったのはこんな感じのこと
- テレビを音声で操作できる
- テレビでYoutubeとかをみれるようにする
- 既存のテレビを使い続ける
そこで使ったのがChromeCastというデバイス。
こいつはテレビに刺してYoutube とか Hulu みたいな動画サービスをテレビの大画面でみれるようにするためのデバイスなのですが、GoogleHomeと正式に連携しています。
GoogleHomeとChromeCastを両方セットアップしておくと特に設定しなくてもGoogleHomeに「Ok.google、テレビを消して」とか、「Ok.google、初音ミクの動画流して」とか喋りかけるとテレビで動画を流してくれるようになります。
これだけでもだいたいテレビの拡張はほぼできているのだが、今回はさっきの照明でやったみたいな感じでフジテレビとかTBSとかのチャンネル操作も音声でできるようにしました。
動かすとこんな感じ
こたつのIoT化
こたつは音声で操作できた方が嬉しいシーンが多々あったのでIoT化して音声操作できるようにしました。
たとえばこんなシーンである。
- こたつに入ったら電源がついてなくて、一度立ち上がってこたつの電源を入れる必要があった
- 布団で寝ている時にこたつをつけっ放しだったことを思い出した時
GoogleHomeに正式に対応しているとか、リモコンで操作できないデバイスを音声操作する方法はわりと謎だったが、スマートコンセントの oittm というデバイスを使ったら簡単にできました。
oittmとは
- アプリからコンセントの通電・絶縁をコントロールできる
- IFTTT, GoogleAssistant, Alexa 対応のスマートコンセント
です。
今回はこいつを使ってこたつの根元の電源を操作できるようにしました。
やりかたはこーやってoittmの設定をして、IFTTTと連携させて、照明のときと同じようにGoogleHomeと連携させます。
(omittとgoogle home を直接連携させようと思ったところ中国語の画面になってうまく動かなかったので今回はIFTTTを経由させています)
動かすとこんな感じ。こたつだとついたことが全くわからないので代わりにドライヤーの電源を操作してます。
結果
4万円くらいかかった💸💸
IoTデバイス代は累計4万円近くと大学生にはちょっと辛い値段だけど、払えない額では全然なかった。
スマートハウス化して近未来的な日常を楽しめると思えば個人的には全然安いと思う。
Qrioが圧倒的に高いので、それを除けば2万円かからずにできる。
安い。すごい。お年玉でスマートハウス化できちゃう。
その他感想はこんな感じ
- 彼女は楽しんでくれてる(好感度も上がったはず)
- お家ハック楽しい。今後も思いついたらどんどんやりたい
最後にスマートハウス化するために構築した家電インフラ図を載せておく
お読みいただきありがとうございます。
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